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2010年9月 7日 (火)

クリスティ生誕120年

今年は、アガサ・クリスティ生誕120年とかで
昨日は、久々にBShiで『アガサ愛の失踪事件』をやっていた。
この映画は、「アクロイド殺人事件」を書いた後、
クリスティが11日間にわたって失踪した事件を
映画化したものだが、クリスティ原作のほかの映画より
はるかにミステリアスで、よくできていると私は思う。

なによりラストで流れる「Close Enough for Love」という曲が、
なんとも味わい深くて好きなので
今回、ネットで歌い手をいろいろ探索していたら、
サントラにいくらか近いのを見つけることができた。

ついでに興味深い情報にも出会うことができた。

映画では、クリスティは夫の愛人関係に悩んで
失踪したかのように描かれているが、
『アガサ・クリスティ 謎の失踪 失われた記憶』
というイギリスのテレビドラマ(実話と謳っている)は、
むしろクリスティの精神のありように焦点を当て
そうした観点から事件を興味深く描いている。
深夜ネットでこれを見るのは、接続の関係でなかなか
大変だったけど面白い経験だった。

このドラマでは、クリスティは常に何かにおびえていたらしいことが、
精神科医の分析を通じて明らかにされていく。
それが離婚の一因であり、同時に優れたミステリを多数生み出す
要因でもあったのではないかと思わせてくれる。
創造の源は、本人にとっては案外過酷なものだが、
(たしかスティーブン・キングもそうだった)
でも、その恩恵を受ける私たちにとっては
これは贈り物をもらうこととにほかならない。
だからこそ、それはギフトと言われるのだろうと思った。
もちろんその本来的な意味は、神が彼女に与えたギフトということだが。

ERテレフォンクリニックウェブサイト: http://homepage2.nifty.com/er-telclinic


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