« 思い込みの起源 | トップページ | 鑑賞のツボ »

2013年5月10日 (金)

被る理由

4ヶ月ぶりに髪切りに外苑まで。

バスでも歩いても行ける近所のデパートへは
先月からちょくちょく出かけているが
地下鉄を乗り継いでの外出は退院後初めて。
5月になったら、と自分で目標を定めたこともあり
やっとその時が来たという感じだが、
まだ若干弱気が残っているため結構勇気が要る。
頭に負荷がかかって頭痛が起きるとか
立っているのがつらい、などということはなくなったが
もし3.11のようなことがまた起きたら、
今の自分では頑丈に振る舞えない感じがするのだ。
でもまあ、とりあえず。

入院中に看護師さんに念を押された「無理をしないで」
という言葉を思い出しながら、無理をしないというのは
自分を甘やかすということと同じか、違うかなどと
考えながら駅のエスカレーターに乗る。
もちろん右側を歩いて上ったりはしない。

娘に「変」と言われた帽子は
入院など想像もしなかったずっと昔に
気に入って買ったものだが、
ユニークすぎてずっと被る機会がなかった。
それが入院生活のおかげで出番がやってきた。
髪の毛が伸び放題なのでと言い訳をしながら、
どこへ行くにも被って行ったものだが、これも最後かもしれない。
入院という前代未聞の経験のおかげで今まで以上に
人目を気にしないという度胸がついた。
もっともこれも健康人という枠から外れたことによる
疎外感のなせるワザだと言えないこともない。
このあたりは患者経験のある者同士で話し合ってみたいところだ。

予約時間より少し早く着いてしまったので、
ヘアーメイクの近所の和食器の店を冷やかす。
初めて入った店だがさりげなくおしゃれ。
醤油注しの手ごろなのがあったら買いたかったが
食器ほどはユニークじゃなかったので止める。

髪を切ってもらうと気分はほとんど健康人だ。
これで帽子を被る理由が内にも外にもなくなってしまった。

閑話休題

日経ビジネスオンライン(NBO)で小田嶋さんが
「女性手帳というパルプフィクション」というエッセイを書いている。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20130509/247789/?mlt

ずっと気になっていることだが
少子化という問題を解決するためには女性にこどもを生ませるしかない
というのなら、政治家なんていらないんじゃないだろうか。
少子化でも社会がうまく回るように考えるのが政治家の仕事だろうと思うが、
そういうのは斬新すぎて無理ってことなんだろうか。
いつまでも人の褌で相撲をとることばっかり考えてないで。

ERテレフォンクリニックウェブサイト: http://homepage2.nifty.com/er-telclinic


|

« 思い込みの起源 | トップページ | 鑑賞のツボ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/159267/57355179

この記事へのトラックバック一覧です: 被る理由:

« 思い込みの起源 | トップページ | 鑑賞のツボ »