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2017年1月 4日 (水)

酉年の幕開け

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昨年12月の定期検診の翌日から
背中がバリバリになって起き上がれなくなり
年内のバレエもかっぽれもレッスンに行けず、
おまけに夫が作ったしめサバに当たるという
前代未聞の事件にも巻き込まれて散々な年末だった。

ちなみにこのしめサバは近来になくめちゃ旨かった。
我が家のしめサバは吉兆風で酢〆時間は5分。
今まではこれでまったく問題がなかったが
今回は夫の判断に問題があったのだ。
「危ないものほど旨い」のである。

検診でのMRIの結果はまったく問題なく、
担当医には
「広野さんは若く見えるけど、経過観察は年齢相応の長さでいいよね」
と言われてウキウキしたのもつかの間、
外見と内実はあまり関係がないことも自覚した。

背中バリバリをなんとかなだめながら
年内最後の小児救急の社会的サポート委員会に出席。
昨年企画立案し、ようやく実施にこぎつけた
#8000の47都道府県調査については
何とか大まかな結果を示すことができた。
あとは今年度内に論文化できればいい。
たぶん私の最後の仕事になるだろうが
結構面白いものになる予感がする。

そんなわけで大晦日はおとなしく
DVDの『フォロー・ミー』を再見し
ミア・ファローの魅力を再認識。
正月にはディペックスの宿題もなんとかこなした。

会員になっている某美術館から
頼んだはずのカレンダーが年内に届かなかったので、
年明けの仕事始めを待って再度連絡する。
先方の
「申し込みがされていない」という言葉に、
「でも申し込みの控えがある」と堂々と反論し
結局送ってもらうことになった。

ところがこれが全く自分の勘違いだったのだ。
私が持っていた控えはよく見たら一昨年のもので
未開封の郵便物を確かめたら、
たしかに申し込みをしていなかった。
毎年欠かさず申し込みをしていたから
今年の分も当然申し込んだものと思い込んでいたらしい。
夏ごろは体調も芳しくなく郵便物を開封していなかったことも
すっかり忘れていたのだろう。

うーむ。

申し込みをしていなかったのに、申し込んだとばかり
思い込んでいたのもショックだが、一昨年の控えを
昨年のものと勘違いしたのもショックだ。
背中バリバリよりこっちの方がよほどショックだ。

ウソをつかないのが自分の長所のはずだったのに
この一件のおかげであっさり裏切られてしまった。
年をとるとは未知の自分に出会うことだとつくづく思う。
騙す気がなくても相手を騙してしまうのは
自分が自分に騙されているからだろう。
これをボケと言うのだろうが
まったくオレオレ詐欺がよく理解できる。

世の中はウソがまかり通っているなんて嘆きたくなる
昨今だけれど、自分だって似たようなものだと思えば、
そんなに悲観することもないかもしれない。

ミア・ファローが出ている『僕らのミライへ逆回転』を
観ながら、人間の習性に感じ入る2017年。

今年もよろしくお願いいたします。


ERテレフォンクリニックウェブサイト: http://homepage2.nifty.com/er-telclinic

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