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2018年3月 9日 (金)

シェイプ・オブ・ウオーター

春の嵐の合間に心がほっくりする映画らしい映画だった。

映画評論家の町山智浩さんは、
「アカデミー賞を受賞してほしいとは思っていたけど
まさか受賞するとは思わなかった」と涙ぐんでいたが
作品賞、監督賞の両方を受賞した。
これまで無視、排斥されてきたマイノリティを
認めようという機運が高まっている時代とうまく合致した
ということもあるだろうが、それは誰もが自分をマイノリティと
意識し始めていることでもある。
世の中の大枠に自分を合わせて生きるのではなく
自分という個別の枠を提示するということである。


小学生の頃、作文が好きだった私は、クラブ活動として
「お話クラブ」という物語の創作活動をしていた。
これはまあいわば公認の自由時間のようなもので
特に成果を求められるわけでもなかったが、ネタに困って
何やらファンタジックな話を書き散らしたら、担任でクラブ顧問の
国語の先生から「あんまり夢ばかり見ていてはダメだよ」と
やんわりとクギを刺されたことが今でも忘れられない。
きっとこの頃からすでに私の中には処世に疎い資質が
横たわっていて、自分を曲げてまで出世や金儲けにまい進する
能力は到底ないとは思っていた。
その意味では私も明確なマイノリティだった。

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